「いやいやえん」を読みました

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スタジオジブリの鈴木プロデューサーが書いた『仕事道楽』という本でハウルの次回作について

それで最初、中川季枝子さんの『いやいやえん』を原作にやろうということになった。いろいろあって、テーマは別になるんですけどね。

という話が載っていたので、宮崎監督をそこまで動かす本とはどんな本だろうかと気にはなっていました。子供に学校から借りてくるよう頼んだものの貸し出し中で、忘れていた頃にようやく手にすることができました。

仕事から帰ってくるまでに、すでに子供は読み終えており、「これめっちゃおもしろい」と。

内容は主人公しげるが通う保育園でのできごとがかかれた短編7話からなります。短編の一話一話は、最初普段と変わらない現実の世界が描かれているのですが、少しずつファンタジーの世界に引き込まれ、そしてまた現実に戻されてきます。

一つ一つの話もそうですが、この本の構成(短編同士のつながり)も現実の要素が濃い話(くじらとり)からだんだんとファンタジーの要素が大部分を占める話(やまのこぐちゃん、おおかみ)になり、最後の「いやいやえん」ではまた現実の要素が濃く、短編一話一話と同じリズムで構成されているのです。

この本が書かれたのは1962年、そんな古いことも感じさせない内容です。いい本はいつまでたっても色褪せないということを実感しました。

 

いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)
中川 李枝子 大村 百合子 子どもの本研究会
福音館書店
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